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花粉症・喘息・アトピー性皮膚炎 治療のご紹介
花粉症・アレルギー内科治療
当院で行っている花粉症・アレルギー内科治療のご紹介です。
アレルギー性鼻炎や花粉症に対して様々なアプローチで治療を行っております。
このようなお悩みの方は当院へお越しください!
・ 毎年花粉症シーズンになると憂鬱だ
・くしゃみや鼻水のせいで、仕事や日常生活に支障がでる
・薬を飲むと眠くなるので辛い
・花粉症シーズンは耳鼻科がとても混雑していて困る。
薬以外に何か方法はないの?
・検査は受けていないけど、これって花粉症かな?と思う
【目次】
・内服薬【抗アレルギー薬の効果と副作用のまとめ】
(抗ヒスタミン薬/ロイコトリエン受容体拮抗薬/ケミカルメディエーター遊離阻害薬)
・点鼻 / 点眼薬
・漢方
・非特異的減感作療法(ヒスタグロビン皮下注射)
ステロイド筋肉注射
特異的減感作療法(スギ・ダニ舌下免疫療法)
・生活衛生改善(予防)
内服薬
抗ヒスタミン薬
アレルギー反応によって発生した「ヒスタミン」の「働きを抑える薬」です。
「くしゃみや鼻水」に効きます。
2016年頃より脳内へ移行しないため、眠気を起こしにくく、添付文書の内服時の運転に関する注意の記述が省かれた抗ヒスタミン薬が発売され、利用の対象が広がっています。
ロイコトリエン受容体拮抗薬
アレルギー反応によって発生した「ロイコトリエン」の「働きを抑える薬」です。
「鼻づまりに」効きます。眠気の報告は1%未満です。
(ロイコトリエンは粘膜を腫れさせて鼻づまりを引き起こします)
効果は、症例によっては数日で現れますが、一般的には2~4週間です。
ケミカルメディエーター遊離阻害薬
アレルギー性疾患と関わりの深い肥満細胞に働いてヒスタミン、ロイコトリエンC4などのケミカルメディエーターを「発生しないようにする」薬剤です。眠気の報告は0.1%未満です。効果確認には4週間ほどかかります。
点鼻・点眼薬
ステロイド剤 点鼻
「くしゃみや鼻水」に効きます。点鼻のステロイド薬は局所のみへの使用につき、一般的に副作用はほとんど無いとされています。
ステロイド剤+血管収縮剤 点鼻
点眼薬【抗ヒスタミン(H)作用、抗ケミカルメディエーター(CM)遊離作用】
「抗ヒスタミン作用」はアレルギーの即時相反応(数分~数十分)、「抗CM遊離作用」は遅発性反応(数時間~数日)に効果があります。「価格」と「防腐剤」も治療選択のポイントです。
漢方による治療
主な作用
くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ等をはじめとしたアレルギー疾患に対して、殆どの体質の人に良く効きます。眠気を来す成分は入っていません。特に冷え症がある人には良く効きます。
その他
胃腸が弱い、心疾患・重度高血圧・高度の前立腺肥大などがある場合に処方致します。
非特異的減感作療法:ヒスタグロビン皮下注射
スギ花粉やダニ、ハウスダストといったすべてのアレルギー疾患から体質を改善する根本治療です。アレルギー反応を抑制する生体物質を定期的に皮下注射することで、体内でアレルギー反応が起こり、ヒスタミンが生成されても抗体ができており「くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、アトピー性皮膚炎」などアレルギー反応を弱めることができます。副作用が極めて少ないことが特徴ですが、効果には個人差があります。
治療の流れ
週1~2回程度の頻度で計6回行います。その後は1か月~2か月に1回の間隔で注射を行います。アレルギー反応を有意に抑制する事が期待できます。
実施できない方
ステロイド筋肉注射
長時間作用型のステロイドを筋肉注射します。1回の注射で約半月~1カ月効果が持続します。
副作用と注意事項
☆ 感染症、副腎皮質機能低下症、消化性潰瘍などのリスクがあります。☆ 緑内障、高血圧、急性心筋梗塞の既往がある方などは使用できません。
☆ アレルギー性鼻炎や花粉症に対して保険適用はありますが、日本アレルギー学会では推奨されていません。希望者のみ実施を検討します。
特異的減感作療法:舌下免疫療法【スギ(5歳~);ダニ(5歳~)】
「スギ花粉症」および「ダニアレルギー」に対して保険適用があります。毎日少量のエキスを舌下に含みます。エキスを徐々に増やすことにより、体内でスギ花粉やダニに対するアレルギー反応を抑え、症状をなくしたり、軽減することができます。
➡詳しくは、内科・健康診断のページへ。
花粉症の予防と生活改善
花粉症は、アレルギーの一種です。花粉症の症状をできるだけ抑えるために、そして花粉症にならないために一番大切なことは、アレルゲン、つまり花粉症の原因となる花粉になるべく接しないこと。花粉症に対するセルフケアをまとめてみました。
外出時の対策
・マスクの使用
マスクは、吸い込む花粉の量を約95%減らしてくれます。
・メガネの使用
メガネをかけることで眼に入る花粉を約40%減らしてくれます。
防御カバーのついた花粉症用のメガネでは約65%も減少します。
・帽子や手袋の使用
頭と顔はつばの広い帽子をかぶることで、手は手袋を使うことで花粉の付着量を減らすことが可能です
・表面がすべすべした綿かポリエステルなどの衣服の着用
衣服に花粉が付く量を減らすことが期待でき、吸い込む花粉の量を抑えられます。
ウール素材の衣服は避けた方がよいです。
帰宅時の対策
・帰宅時、玄関の外で衣服や髪についた花粉を振り払う
花粉を家に持ち込むのを防ぐことができます。
・洗顔、うがい
顔に付いた花粉を洗顔で、鼻や口から入った花粉をうがいで洗い流すのも効果的です。
・室内の花粉に注意する
花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると大量の花粉が室内に流入します。
窓を開ける幅を10cm程度にし、レースのカーテンをすることで屋内への流入花粉を約75%減らすことができます。
~内科・小児科の併診体制であらゆる年齢に対応~
和歌山県和歌山市中573‐19 ふじと台駅ビル 4F
与田病院附属ふじと台クリニック