糖尿病内科
生活習慣病・睡眠時無呼吸症候群
糖尿病について
当院では糖尿病合併症が発症する前の状態から、合併症が進んでしまった状態まで長期的な管理を行っています。糖尿病の薬やインスリンは日々進歩しているため、糖尿病専門医のいる当院での診療をうけることをお勧めします。
個人栄養指導を含めた食事指導、運動についてのアドバイスも行っています。
当院では、10分程度でHbA1cおよび血糖値の測定が可能です。
医療保険での家庭での自己血糖測定について
②インスリン注射治療を行っていなくても、一定の条件下で家庭での自己血糖測定が保険適応となります。自己血糖測定を希望の方はご相談下さい。
14日間持続自己血糖測定器「Free StyleリブレPro」
*「Free StyleリブレPro」の特徴
・手指の穿刺が不要
(毎回手指を穿刺器具で穿刺して、微量採血を行う必要がありません。)
・低血糖を確実に把握
(24時間持続して血糖値を測定できるため、夜間や仕事中の低血糖を確実に把握できます。)
・現在や過去の血糖値を即時に確認
(センサーに測定器をかざすと、現在や過去の血糖値が表示されます)
糖尿病と睡眠障害(デルタパワー低下)について
・睡眠の時間や質は、メラトニン・成長ホルモン・コルチゾールといっ た、概日リズムを有する内分泌ホルモンにより調整されています。
・生活習慣の乱れ(ストレス・喫煙・飲酒)や糖尿病(血糖コントロール悪化・内臓脂肪によるインスリン抵抗性の上昇)は、内分泌ホルモンの分泌異常を来し、睡眠障害の原因となります。
・睡眠障害に伴う交感神経の活性は、夜間・早朝高血圧を伴い、動脈硬化を促進し、脳梗塞・心筋梗塞発症を増加させます。
・当院では、これら最新の知見に基づき、生活習慣の改善、睡眠薬の選択を行っています。
不眠症や日中倦怠感でお困りの方は、ぜひ一度ご来院下さい。
糖尿病と早朝血圧上昇(モーニングサージ)について
血糖値の管理:当院での取り組みについて
糖尿病患者さんの血糖値は下記4領域を行き来します。
①正常領域⇔②境界領域⇔③糖尿病領域⇔④インスリン治療必須領域
正常領域を目指して、食事療法、運動療法、薬物治療を行います。
具体的には・・・
☆日々の食事内容を記録して頂き、一緒に相談しながら改善を図ります。
☆診察毎に、INBODY(体重、体脂肪量と筋肉量の測定)検査を行い(無料)、必要な摂取カロリーの減量や運動量の増加を相談します。
☆インスリン抵抗性の上昇(膵臓からインスリンは出ているが、血管内から筋肉や肝臓への糖の移行が障害されている)や膵臓からのインスリン分泌能低下など、高血糖を来している原因を把握して、薬物治療の内容を変更します。
☆自身の膵臓からのインスリン分泌能に応じて、インスリン投与量の減量やインスリン離脱を目指します。
☆自己血糖測定により血糖値の推移を把握して、インスリンの種類や投与量をオーダーメイドで変更してゆきます。
☆低血糖は、時には高血糖にもまして、心血管系に負担がかかり、長期的に脳心血管障害や死亡率を高めます。低血糖が起こりやすい時間帯や、食事の時間や内容を把握して、治療を行います。
生活習慣病について
当院では体脂肪量・筋肉量を測定する、InBody(イン・ボディ)検査を実施しています。
糖尿病・高血圧・脂質異常症・睡眠障害などの生活習慣病は内臓脂肪の蓄積が原因の一つです。
「疾患を悪化させる体脂肪量」と、基礎代謝をUPさせ「疾患に良い影響を与える筋肉量」を測定することで、適切な生活指導と、治療意欲の向上を図ります。
生活習慣病ではない患者様も、ご希望があれば追加の費用負担なしで毎回測定いたしますので、来院時にお声がけください。