コレステロールは脂質のなかの一つで、体のさまざまな場所に分布されています。
一番多く分布しているのは脳・神経系で、脳では神経伝達や記憶など重要な役割を担っています。
また、コレステロールは細胞膜、ホルモンや胆汁酸の材料になります。
コレステロールは肝臓で作られますが脂質の仲間で水に溶けにくいので、
アポたんぱくとくっついてリポたんぱく質となり、
体のすみずみ(末梢)まで運ばれます。
コレステロールには、
・「悪玉」とよばれるLDLコレステロール
・「善玉」とよばれるHDLコレステロール
があります。
LDLコレステロールは肝臓から抹消の血管まで運ぶ役割をしており、
HDLコレステロールは末梢から肝臓までの運搬を担っています。
LDLコレステロールは「悪玉」とよばれますが、本来、身体に必要なものです。