さつまいも

2022年12月02日 |カテゴリー「生活習慣

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さつまいもが美味しい季節になりました。
今回は、さつまいもについてお話したいと思います。

さつまいもはヒルガオ科の植物で、食べる部分は根の部分です。
天候異変に強く、荒れ地でよく育つことから、食料が不足した時の救荒作物としても有名です。

さつまいもは、焼き芋にしたり料理やお菓子に利用したりするだけでなく、いも焼酎などアルコール醸造の原料にもなります。

食べる部分の黄色・橙黄色はカロテノイド系の色です。
また、皮や食べる部分の紫色はアントシアニン系の色です。

さつまいもはでんぷんを多く含む食品です。
また、カリウムやビタミンCを比較的多く含みます。

カリウムは、ナトリウムと共に体内の細胞の浸透圧を維持してます。
カリウムには、ナトリウムを尿から排泄されるよう促す働きがあります。
筋肉の働きを正常に保つ働きもあります。

ビタミンCは、皮ふや骨などにあるコラーゲン合成のサポート、酸化を防ぐ、抗ストレスや鉄吸収のサポートなどのはたらきがあります。
さつまいもは、低温でゆっくり加熱すると甘く美味しくなると聞いたことはありませんか。

さつまいもにはβーアミラーゼという酵素が多く含まれています。
この酵素の作用でデンプンが分解されて甘味のある麦芽糖になるので、加熱されたいもは甘みが強くなります。

酵素活性の適温は50~55℃ですが、70℃くらいまで酵素作用は続きます。
もっと温度が高くなると、酵素は作用しなくなります。

したがって、甘みの強さは加熱方法によって異なってきます。

電子レンジ加熱では短時間加熱なので、温度がすぐに高温となりアミラーゼはすぐに作用しなくなります。
すると、デンプンから麦芽糖になる量が少ないので、甘みは弱くなります。

蒸し加熱では、徐々に温度が上昇してアミラーゼが長時間作用するので麦芽糖の量は多くなります。

焼きいもの場合は、水分の減少とアミラーゼが作用する温度が長く保持されるため甘味は強くなります。


さつまいもは、糖尿病食事療法のための食品交換表(第7版)では、
ご飯やパンと同じ炭水化物を多く含む仲間の表1に分類されます。
80kcal(1単位)は皮つきで70g(皮なしで60g)です。

さつまいもは個体差が大きいのであくまで目安ですが、
中サイズ、およそ手のひらいっぱいに乗る大きさで、
200g程度かと思います。

参考までに、ご飯1膳150gは3単位で約240kcal、食パン6枚切り1枚(60g)は2単位で160kcalです。