みかんの大きさと1日の目安量

2021年01月31日 |カテゴリー「生活習慣

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これからの季節、果物といえば…

そう、みかんですね。

糖尿病食事療法のための食品交換表では、
みかんは1日200g(皮を含めて270g)約80kcalまでが目安量となります。
これはみかんのみを果物として食べた場合です。

みかん200gとバナナ1本となると1日の目安量を超えてしまうので、
血糖値の高い方や中性脂肪の高い方はお気をつけください。

みかんの栄養

みかんの特徴的な栄養は以下の通りです。

・βークリプトキサンチン
オレンジ色のかんきつ類の色素成分で、カロテノイドの一種です。
抗酸化作用のほか、骨代謝をサポートする働きがあります。

・βカロテン
βカロテンは、緑黄色野菜にも多く含まれる色素です。
吸収されるときに小腸壁でビタミンAに変わります。
皮膚やのど、鼻、肺、消化管などの粘膜を正常に保つ働きがあります。
また、目の網膜の色素ロドプシンの主成分です。

・ヘスペリジン
ヘスペリジンはポリフェノールの一種で、別名ビタミンPともいいます。
青みかんの皮やすじに多く含まれています。
抗酸化作用や毛細血管を強くする作用があるため、血流を改善する効果、高血圧を予防する効果、コレステロール値を低下させる効果が期待されています。

・ビタミンC
ビタミンCは、皮膚や腱、軟骨などを構成するコラーゲンの合成に必要な成分で、
筋肉・血管・皮膚・骨を強くする作用があります。
また、抗ストレス作用を持つ副腎皮質ホルモンの合成を促進したり、
鉄の吸収率をアップさせたりする作用があります。
また、強い抗酸化力によって、過酸化脂質の生成を抑え、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などを予防する働きがあります。

みかんのサイズ別重量の目安

サイズ
1個の重さの目安
2S
約60~70g
S
約80g
M
約120g
L
約150g
2L
約180g
みかんは個体差があるので、上記はあくまでも目安となります。

よくいわれる目安量としては、みかんは1日2個までといわれています。
Mサイズまでの大きさのみかんを1日2個までなら、目安量内でおさまりそうですね。


※なお、みかんの缶詰は砂糖の入ったシロップに漬けてあり、生の果物よりビタミンCの含有量が少なくなります。
果物ではなくお菓子などと同じ、し好品の仲間となります。