みかんの特徴的な栄養は以下の通りです。
・βークリプトキサンチン
オレンジ色のかんきつ類の色素成分で、カロテノイドの一種です。
抗酸化作用のほか、骨代謝をサポートする働きがあります。
・βカロテン
βカロテンは、緑黄色野菜にも多く含まれる色素です。
吸収されるときに小腸壁でビタミンAに変わります。
皮膚やのど、鼻、肺、消化管などの粘膜を正常に保つ働きがあります。
また、目の網膜の色素ロドプシンの主成分です。
・ヘスペリジン
ヘスペリジンはポリフェノールの一種で、別名ビタミンPともいいます。
青みかんの皮やすじに多く含まれています。
抗酸化作用や毛細血管を強くする作用があるため、血流を改善する効果、高血圧を予防する効果、コレステロール値を低下させる効果が期待されています。
・ビタミンC
ビタミンCは、皮膚や腱、軟骨などを構成するコラーゲンの合成に必要な成分で、
筋肉・血管・皮膚・骨を強くする作用があります。
また、抗ストレス作用を持つ副腎皮質ホルモンの合成を促進したり、
鉄の吸収率をアップさせたりする作用があります。
また、強い抗酸化力によって、過酸化脂質の生成を抑え、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などを予防する働きがあります。