ビタミンAは油に溶けやすい脂溶性ビタミンです。そのため、摂り過ぎると体内に蓄積し、頭痛や嘔吐などの症状が出る脳圧亢進症や脱毛、筋肉痛など過剰症が起こることがあります。
妊娠初期に摂りすぎるのも良くないといわれています。
ただし、過剰が起こるのはレバーなど動物性食品由来のレチノールで、
緑黄色野菜など植物性食品由来のカロテンは、身体の必要に応じてビタミンAに変わるので、過剰の心配はありません。
日本人の食事摂取基準(2020年版)で示されている推奨量は、
成人男性で 850~900μgRAE(レチノール活性当量)/日
成人女性で 650~700μgRAE/日
です。
ビタミンAの上限量は
2700μgRAE/日(プロビタミンAカロテノイドを含まない)です。
例えば鶏レバー1個(40g)で5600μgRAE・レチノール当量含まれます。
毎日レバーをたくさん食べたりサプリメントで大量に摂ったりすると、過剰症のリスクが上がりますので、ご注意くださいね。