乳製品摂取の目安量は?

2021年06月18日 |カテゴリー「生活習慣

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今回は、乳製品摂取の目安量について、
お話したいと思います。

乳製品といえば、牛乳、ヨーグルト、チーズ、生クリーム…いろいろな種類がありますね。
糖尿病食事療法のための食品交換表(第7版)では、
乳製品は表4に分類されます。

チーズは乳製品ですが、牛乳とは栄養素組成がかなり違い、
炭水化物が少なく、たんぱく質や脂質が多いので表3の食品としてあります。
クリームチーズ、生クリームは脂質の含有量が多いので、表5の食品になります。
乳類は必須アミノ酸をバランスよく含む良質なたんぱく質や脂質、炭水化物(糖質)、ミネラルなどで構成されています。
最大の特徴は、日本人に不足しがちなカルシウムを豊富に含み、
またそれが吸収されやすい形だということです。

コップ1杯(200mL)の牛乳には、成人1日に必要とするカルシウム量の約3分の1が含まれています。
また、牛乳に含まれるたんぱく質の約80%を含めるカゼインは、カルシウムの吸収をよくするといわれています。
カルシウムの栄養素については、ミネラルではリンが多く、ビタミン類ではビタミンB2が比較的多いほか、
ビタミンA、B1なども含まれています。
目安量は、

・普通牛乳だと 180mL
・無糖ヨーグルトだと 180g

です。
およそコップ1杯分が目安になります。

ブラックコーヒーに100mLの牛乳を入れて、無糖ヨーグルトを80gといった具合に、
1日の目安量の範囲内なら牛乳とヨーグルトを組み合わせて食べても構いません。