肌の乾燥
女性のみなさん、こんな症状に悩んでいませんか?【FUS(ファス)】
2026年05月13日 |カテゴリー「生活習慣」
頭痛
低血圧
手足の冷え
倦怠感
うつ・不安
女性のみなさん、
肌の乾燥、頭痛、低血圧、手足の冷え、倦怠感、うつ・不安
これらの症状に悩んではいませんか?
これらの症状は、もしかしたら低体重(やせ)や低栄養が原因で
起こっているかもしれません。
近年、特に日本の若い女性で低体重(やせ)が多くみられ、
低栄養(やせ)や低栄養が健康に影響を及ぼすことが問題となっています。
体質的にやせている方もおられますが、
見た目を重視するあまり、体重を過度に落とすことが良いことだと誤った認識の方も
多く見受けられます。
この問題を解決するための新しい考え方として、日本肥満学会を中心に
FUS(ファス)という新しい概念が発表されました。
FUS(ファス)ってなあに
FUS(ファス)とは、2025年4月に日本肥満学会を中心に提唱された
「女性の低体重/低栄養症候群」
(Female Underweight/Undernutrition Syndrome)のことで、
女性の 低体重/低栄養 症候群
主に18歳~閉経前女性の低体重または低栄養の状態を背景として、それを原因とした疾患・症状・徴候を合併した状態のことを指します。
あなたは低体重?
低体重かどうかは、BMI(体格指数)で判断することができます。
BMI=体重(kg)÷(身長(m))²
=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
例えば、158cm 55kg の場合、
55÷1.58÷1.58
=22.0 と計算することができます。
BMI18.5未満が低体重(やせ)です。
女性の低体重/低栄養はどんなリスクや症状があるの?
では、女性の低体重/低栄養はどんなリスクや症状があるのか、確認していきましょう。
骨の強さ(骨密度)は、思春期に急激に増え、20歳頃にピークを迎え、40歳代頃までは維持しますが、
女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減ってくる50歳前後から低下していきます。
そのため、思春期に最大骨量を高め、20~40歳代ではピークの骨密度をできるだけ維持しておくことが、骨粗しょう症予防のために大切です。
女性ホルモン(エストロゲン)は、骨の代謝で骨吸収をゆるやかにして骨からカルシウムが溶け出すのを抑える役割があります。
ところが、低栄養になるとエストロゲン(女性ホルモン)の分泌が下がってしまいます。
それに伴って骨密度も下がってしまう恐れがあります。
骨は、刺激を与えると骨をつくる細胞が活発化します。
歩くだけでもかかとに刺激がかかるのですが、
低体重だと普通体重ほど刺激を与えられず骨が衰えやすくなります。
また、必要なエネルギーが足りていないと、年齢に関わらず骨に悪影響を及ぼしかねません。
実際に、低体重の人ほど骨密度が低いことが分かっています。
体質的にやせていて健康な方でも、骨に関しては注意されると良いかもしれません。
先ほど骨がもろくなるお話のところでもお伝えしましたが、
低栄養や極端な体重減少は
生命に関わるかも!と脳が判断し、妊娠しないよう卵巣への指示を止めてしまいます。
それによって、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌が下がってしまいます。
それによって、月経不順や排卵障害が起こってしまうことがあります。
母さんのやせは、早産や低出生体重児(満期産で体重が2500g未満)など
赤ちゃんにも影響するとされています。
低出生体重児で生まれた赤ちゃんは、通常の体重の赤ちゃんに比べて、
生まれたあと呼吸が不安定になったり、低血糖になりやすいことがあります。
また、栄養をため込みやすい体質になり、将来的に肥満・糖尿病・脂質異常症やメタボリック症候群といった、
生活習慣病のリスクが高くなることがあると報告されています。
糖尿病は太った人がなる病気だと思われがちですが、
実は太っている人と同じくらいやせている人は糖尿病になりやすいことが分かっています。
日本人のやせた若い女性は、標準体重の女性に比べて食後に高血糖となる「耐糖能異常」の割合が
約7倍高いことが分かっています。
また、エネルギー制限によって甲状腺ホルモンが減少する低T3症候群やLDLコレステロール上昇などが引き起こされるリスクがあります。
加齢による筋量や筋力低下のことをサルコペニアと言われていますが、
若い女性の低体重や低栄養の状態でも同じように筋量の低下との関連を指摘されています。
将来寝たきりになってしまうリスクが上がる可能性があります。
また、筋肉は運動時に糖を取り込んで消費してくれるため、糖尿病予防の観点からも
筋力の低下は大きな問題です。
糖尿病と運動について知りたい方は、過去の記事が参考になるかと思います。
ほかにも、
・微量元素やビタミン不足による貧血や免疫機能の低下、傷の治りの遅延、味覚異常、骨粗しょう症や骨折のリスク
・倦怠感や低血圧、睡眠障害、頭痛、便秘、冷え性、髪質の低下、抑うつ、不安など精神・神経・全身症状のリスク
・摂食症(摂食障害)を引き起こすリスク
など、さまざまなリスクが挙げられます。
さいごに
今回、低体重や低栄養にどのようなリスクや症状があるのかお伝えしましたが、
自分が当てはまると思う方は、毎日の生活習慣を見直してみると改善されるかもしれません。
・朝ごはんを含む3食きちんと食べる
・主食(ごはんやパンなど炭水化物)と主菜(肉や魚などのたんぱく質)を毎食取り入れる
など、できることから始めてみてくださいね。
病気というほどではないけど、なんとなく体調がいまひとつ…
という体からのサインに気づいてあげて、自分の体を大切にしてあげてくださいね。
そして、そこのダイエットをしている、もしくはダイエットをしたいあなた。
美しくなろうという気持ち自体は、素敵なことです。
過度な食事制限による不健康なダイエットではなく、
心も体も健康である「健康美」を目指していきましょう!













