毎日野菜をプラス1皿!

2022年01月07日 |カテゴリー「生活習慣

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みなさん、野菜をたくさん食べていますか?

野菜には、「カリウム」や「ビタミン」、「食物繊維」を豊富に含みます。
カリウムは、体内にある余分な塩分の排出を促し、高血圧予防に役立ちます。
(※腎臓病の方は、主治医の指示に従ってください。)
ビタミンは体の調子をととのえてくれます。
食物繊維は便通を促すだけでなく、血糖値の上昇をゆるやかにするなど生活習慣病予防に効果的です。

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ところで、野菜を1日にどのくらいの量を食べるのが目標か、ご存知ですか?

厚生労働省が出している、国民の健康増進のための基本方針が示された
「健康日本21(第二次)」では、
野菜の摂取量の増加が目標に掲げられており、
その目標値は 1日野菜350gとなっています。

350gという数字は、
国民健康・栄養調査のデータを基に、
野菜をどれだけ食べれば
カルシウム、カリウム、ビタミンC、食物繊維などの栄養素を十分に確保できるか解析を行った結果、出された数字です。

糖尿病食事療法のための食品交換表(第7版)でも、
野菜やきのこ、こんにゃくなどビタミンやミネラルを多く含む食品(表6)は
1日約350g(1.2単位)が目標摂取量となっています。
1日に食べる野菜の目標量は上に挙げた通りですが、
では、実際に日本人が食べている野菜の量はどうでしょうか。

厚生労働省が出している令和元年国民健康・栄養調査報告によると、
日本における野菜摂取量の平均値は
280.5gであり、
男性では288.3g、
女性では273.6g 
です。

野菜1日350gと比べるとやや足りていませんね。

この10年間でみると大きな増減はみられませんが、
年齢階級別にみると、男女ともに20~40歳代で少なく、60歳以上で多いことが分かっています。
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目標の野菜1日350gを達成するためには、
あと野菜1皿分程度(約70g)プラスすることで達成することができます。
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火を通した野菜であれば、
にぎりこぶし1個で70gの目安になります。

小鉢に入った野菜のおかずは、
おおよそ1皿50~70g入っています。
1日5皿とると、350gの野菜を摂取したことになります。

切っただけのトマトやきゅうり、
茹でただけのブロッコリーを添えるだけでも立派なプラス1皿です。
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さあ、今日から野菜プラス1皿、始めてみませんか?

※じゃがいもやながいも、かぼちゃなどの野菜は、炭水化物も多く含まれています。
糖尿病の治療をされている方は、召し上がる量に気を付けてくださいね。