今回は、甘味料「エリスリトール」について、お話したいと思います。
甘味料「エリスリトール」ってなあに?
2023年03月29日 |カテゴリー「生活習慣」
エリスリトールとは
エリスリトールは、最近ゼロキロカロリーの甘味料としてスーパーなどにも置いてある「ラカント」の主成分です。
エネルギーを抑えた食品に、最近よく使われています。
エリスリトールは、ブドウ糖を酵母によって発酵されて作られた糖アルコールの仲間のひとつです。
エリスリトールは、もともと食品にも含まれており、
果実類やきのこ類などの食品や、ワインや日本酒、しょうゆ、みそなどの発酵食品に含まれています。
エリスリトールは、ブドウ糖を酵母発酵して作られます。
添加物ではなく、食品として取り扱われています。
化学的に安定した糖質で、熱や酸・アルカリに強く、微生物が増殖しにくいことから、
加工食品などにも利用されています。
私たちヒトの身体では、アミラーゼなど消化酵素でたべものを消化してから吸収し、エネルギーとして利用しています。
しかし、エリスリトールを消化する酵素をヒトは持ち合わせていません。
そのため、エリスリトールは体内で吸収されずにそのほとんどは尿として排出されます。
したがって、エネルギーとして利用できずゼロキロカロリーとなります。
エリスリトールは血糖値に影響はなく、インスリン分泌にも影響を与えません。
ゼロキロカロリーだけど、糖質は入ってる?
ラカント(エリスリトール)の栄養成分表示をみてみましょう。
熱量 0kcal
炭水化物 99.8g
糖質 99.8g
糖類 0g
と表示されています。
基本的に、糖質は1gあたり4kcalのエネルギーがあるといわれています。
その原則で計算すると、
4kcal×99.8g=約399kcalあるはずです。
しかし、ラカント(エリスリトール)は炭水化物や糖質は99.8gあるにも関わらず、
エネルギーは0kcal。
これはいったいどういうことでしょうか?
それは、炭水化物、糖質、糖類の分類を見ると、理解することができます。
「炭水化物」は、「糖質」と「食物繊維」をひっくるめた総称です。
「糖質」は、「炭水化物」から食物繊維をのぞいたものです。
糖質は、さらに
・「糖類」
・「多糖類(左の図だと三糖類以上のオリゴ糖とでんぷん)」
・「糖アルコール」
・「人工(合成)甘味料」に仲間わけすることができます。
でんぷんは、単糖がたくさんくっついたもので、ごはんやパンなど主食に多く含まれます。
オリゴ糖は、単糖が3~10個程度くっついたもので、小腸で消化吸収されにくいものが多く、砂糖に比べカロリーは低めです。
腸内のビフィズス菌の栄養源となり、健康に役立つ報告もされています。
糖アルコールは、糖類を還元してつくられます。
体内で利用されにくいものが多く、カロリーが低めです。
そのなかでも、エリスリトールは糖アルコールの中では唯一のカロリーゼロです。
人工甘味料は、スクラロースやアセスルファムカリウムなどで、食品添加物です。
「糖類」は、単糖類(ブドウ糖など)、二糖類(ショ糖など)が当てはまります。
糖アルコールであるエリスリトールは、「糖質」に分類されます。
したがって、エリスリトールは、「糖質」であり、「炭水化物」でもあるということです。
よって、エリスリトール99.8gが「糖質」と「炭水化物」として表示されています。
糖質は含まれているのに、ゼロキロカロリー。
理解はできても、なんだか変な感じがしますよね。
今回のまとめ
・エリスリトールは血糖値を上げず、インスリン分泌にも影響しない甘味料
・エリスリトールは糖アルコールで炭水化物と糖質の仲間に入るが、体内で吸収できないのでゼロキロカロリー













