糖尿病の三大合併症とは

2020年03月08日 |カテゴリー「生活習慣

血糖値が高いといわれた…でも、身体はなんともない。
血糖値が高いと何が良くないの?

血糖値が高いと、身体の中ではどのようなことが起こるのでしょうか。

今回は、糖尿病の三大合併症についてお話します。


糖尿病の三大合併症は、し め じ 
です。


character_enoki

し (神経) 【糖尿病神経障害】

全身に分布する神経は、高血糖状態が続くと障害され、
・手足のしびれや痛み、砂利の上を歩いているような感じ
・たちくらみ
・発汗異常
などが起こります。
また、糖尿病神経障害が重症になると、低血糖になっても気がつかなくなることもあります。

め (目)  【糖尿病網膜症】

眼球の奥の眼底にあるもう網膜は、見たものを脳に伝える重要な役割があります。
網膜には多くの細い血管があり、高血糖状態が続くと血管がもろくなったり、出血したりして、
視力の低下につながります。
毎年3000人以上が糖尿病網膜症によって視力を失っています。

じ (腎臓) 【糖尿病腎症】

腎臓にある糸球体は細い血管のかたまりで、血液をろ過し、老廃物を尿として排泄します。
高血糖状態が続くと障害され、ろ過機能を果たせなくなり、全身のむくみなどをきたします。
2017年には16000人以上が糖尿病性腎症で人工透析を導入され、透析導入の原因の第1位となっています。

doctors_people
合併症が起こらないように、また合併症の進行が少しでもゆっくりになるよう、
良好な血糖コントールを一緒に目指していきましょう!