炭水化物(糖質)は一見脂質と関係なさそうですよね。
しかし、炭水化物(糖質)の摂りすぎは肝臓での中性脂肪を合成を増やしてしまいます(内因性)。
通常、摂取した糖質はグルコースに分解されたあと、エネルギー(ATP)に変わります。
しかし、「エネルギー(ATP)」というかたちでは身体に貯めておくことができません。
したがって、身体に必要なエネルギーが満たされると、グルコースからエネルギーに変わる反応を途中でストップさせ、余ったグルコースは貯めておくことのできる「中性脂肪」というかたちに変身させます。
これが、炭水化物(糖質)の摂りすぎが肝臓での中性脂肪合成を増やしてしまう理由です。
炭水化物の中でも、ごはんなどの穀物よりも、
スナック菓子や甘いお菓子、果物、果物ジュースや砂糖入りのジュースが中性脂肪を高くしやすいといわれています。
アルコールも中性脂肪に影響を与えるといわれています。
ご飯やパンなどの主食を極端に減らす前に、
スナック菓子や甘いお菓子、果物、ジュース類、アルコールを摂りすぎていないか、
振り返ってみましょう。
そのうえで、主食の量が適量であるかどうか確認してみると良いですね。
特に、夕食時に食べる量が多かったり、夕食後に食べたりすると中性脂肪が高くなりやすくなるといわれています。