身体活動量に含まれているエネルギー消費量として、
NEAT(ニート:Non-Exercise Activity Thermogenesis)
NEATとは、運動とは言えないような日常的な身体活動のことです。
成人のエネルギー消費量には、NEATの影響が強いとの結果が得られています。
例えば、立ち上がるだけで、座っているときよりもエネルギー消費量は約20%増加します。
肥満の方は、肥満でない方と比べて座っている時間が長く、NEAT量のうち、立ったり歩いたりする割合が少ない傾向にあります。
そのエネルギー消費量の違いは、1日で約350kcal(=ご飯約2杯分)にもなるといわれています。
そしてこの状態が1年間続くと、体脂肪量に約18kgもの差が出てきます。
今、私たちの生活は便利なものに囲まれ、NEATがどんどん減っています。
階段を使わずにエスカレーターやエレベーターを使う機会が増えました。
また、スマホや携帯電話、リモコン類に囲まれ、動かなくても用が足せるようになってきました。
一回座ったら最後、ずっと座りっぱなしになってしまっている方はいませんか?
てきぱきと家事をするだけでもNEATは上げることができます。
まずは階段を1階分だけ使ってみる、など本当に簡単のことで大丈夫。
ほんの少しでも、習慣を変えてみることが大切です。
今日から始めてみませんか?