【子宮頸がんについて】
・子宮頸がんの原因は、ヒト・パピローマウィルス(HPV)の感染です。
・子宮頸がんは年代別がん罹患部位で、20代女性の1位、30代女性の2位(1位は乳がん)です。
・現在、日本では性交渉により約8割の女性がHPVに感染し、約73人に1人が子宮頸がんにかかります。
【ワクチンの効果】
・性交渉前にワクチン接種をすることで、子宮頸がんの9割以上を予防可能(シルガード9)です。
(性交渉によりHPVにかかった後にワクチン接種をしても、HPVの排除はできません。)
【副反応】
・HPVワクチン接種の副作用として、接種部位の痛み、発熱があります。
※頻度は稀ですが、全身の痛みや神経症状を自覚されることがあります。
(ワクチン接種をする場合と、しない場合で頻度の差がないことから、接種との関連は示されていません。)
【種類】
・シルガード9:9種類のHPV(6/11/16/18/31/33/45/52/58型)を予防します
※2023年4月1日より開始
・ガーダシル4:4種類のHPV(6/11/16/18型)を予防します
【接種回数・部位】
シルガード:
15歳未満➡2回接種:初回接種(1回目)、6ヶ月後(2回目)
15歳以上➡3回接種:初回接種(1回目)、2ヶ月後(2回目)、6ヶ月後(3回目)
ガーダシル:初回接種(1回目)、2ヶ月後(2回目)、6ヶ月後(3回目)に、腕または大腿部(ふともも)の筋肉内に接種します。
※ガーダシルとシルガードの混合接種については電話でお問合せ下さい。
【費用】
小学校6年生から高校1年生は無料です(定期接種)。
2005年度(17歳・高校2年生)から1997年度(25歳)生まれの女性の方も、無料で接種可能です(定期接種・キャッチアップ接種)。
【予約方法】
<シルガード9およびガーダシル4>
電話またはインターネットで予約可能です。
シルガード9は、即日接種も可能です。
【2005年度(17歳・高校2年生)から1997年度(25歳)生まれの女性の方(定期接種・キャッチアップ接種)】は、院内で予診票を用意しています。
2023年3月に案内が郵送されます。
【新中学1年生】は、2023年3月に学校で予診票が配られます。
【小学6年生】は、保健所で予診票をお受け取りください。